ニーズのないであろう振り返り記事②となります。
月例しまだで知り合い、それ以降ずっと仲間意識の強いメンバー(以下、サイトウ組)は、今回のぼくの代表決定をまるで自分のことのように喜んでくれていました。
そこで、バスで第5中継所へ向かう途中、仲間の証(10月のしまだ大井川マラソンより採用)を手に刻みました。
第5中継所に到着し、ここから緊張感がいよいよ高まってきました。
バスを降りると付き添いを務めてくれるオオハシさんが、「場所はどこがいいですか?」と訊いてくれる。初出場のぼくはどこを陣取るのが良いのか正直分かりませんでしたが、見次クラブでご一緒しているフルヤさん、サカシタさん、シンゴさんに着いていき、「あ、じゃあこの辺りで」と屋根の下をキープ。
吉田町チームでは各区間用に12枚のヨガマット?(のような、ちょっと厚めの敷物)を準備してくれていたので、それをオオハシさんがさっと敷いてくれる。そこに荷物を置き、ぼく自身も腰を下ろしました。
が、しばらくして気付くと、オオハシさんがマットの横に立っている。ただでさえご自身の荷物(ザック)と第5区を走る高校生・シュウトの着替えも持っており、明らかに重そうでした。
「オオハシさん座らないんですか? 荷物も置いて下さい」
「いえ、私は大丈夫です。それよりタクミさん、ストレッチしたり寝転んだり、有効に使って下さい」
え?
正直驚きました。確かにオオハシさんは普段から腰の低い方ですが、さすがにぼくはそこまでVIP待遇されるような選手ではございません。
「いやいや、全然大丈夫だす。また使わせてもらう時には言いますから、オオハシさんも荷物置いて座って下さい」
「そうですか。では失礼して」
そう言ってオオハシさんはマットの隅っこに小さく座りました。
他の区間の付き添いの方がどうされているのか分かりませんが、少なくともオオハシさんは少しでもぼくが良いパフォーマンスを出せるように気遣ってくれている。いろんな方のサポートを受けて自分がここに立っていると改めて気付きました。
アップにはまだ早いため、直前で慌てないようにトイレの位置を確かめたり荷物を整理したりしながら過ごしていると、静岡市静岡チームの付き添いを務めていたガミさんが、「お友達が来てるよ」と教えてくれました。
中継所内には選手と付き添い人以外は入れないルールになっていました。友人が中継所の外まで来てくれたっぽい。誰だろうと思いながら行ってみました。
サイトウ組のモチヅキさん、ハマダさん、サクライさんの3人がわざわざ応援に駆け付けてくれました。しかも走って。これは嬉しい。ちょうど緊張し始めていたところだっただけに、気心の知れたメンバーの顔に会えて解れました。
9:30になり、少し早いかな、と思いつつもアップ開始。手持ち無沙汰だったものでw
ただ、この第5中継所の待機場所(アップスペース)が狭く、ジョグや動き作り、流しなどがやりにくい。みんな周りに気を遣いながらアップをしていました。
アップの最中、今度は怪我で離脱中のサイトウ組長が自転車で駆け付けてくれました。少しだけ挨拶を交わし、別れ際に、掌に刻んだ【3110】マークを見せて合図しました。
さらには、大学時代の友人(富士市在住)が奥様(奥様はサークルの後輩でぼくも知ってる)がわざわざ応援に駆け付けてくれました。
いやぁ、これね、ホント皆ありがたい。凄く嬉しかったし、凄く励みになりました。
10:00になり、駅伝がスタート。YouTubeなどでもLIVE配信があるため、各チーム付き添いの方がスマホ片手に戦況を見守ります。うちもオオハシさんがアップ中のぼくに時々声を掛けて状況を報告してくれました。
我が吉田町は、昨年町の部で優勝を果たしており、今年は2連覇が掛かっていました。ライバルは清水町。予想タイムでは清水町にトータル1分負けてしまうという分析。そのため、12区間を繋ぐ選手ひとりひとりが、予想タイムを5秒縮めれば1分を埋めることが出来る。
もともとぼくに求められていたのは12分23秒(3’10″/km)で6区3.911kmを走ること。ここから5秒を削り出す必要があるため、12分18秒で襷を繋がなきゃ。
さて、いよいよレース、というところなんですが、長くなってしまったので次回に続きます。こんなに長々と書くつもりはなかったのですが、本当にいろんな方への感謝が詰まった大会となったため、なるべく忘れないうちに書いておきたいな、と。
次回レース編はあっさり終わるつもりですw
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