2/26(日)に行われた姫路城マラソンの振り返り記事②です。
午前9時、スタートの号砲が鳴りました。
スタートロスは10秒。並ぶのが遅れた自分が悪いのですが、これは地味に痛い。というか、この10秒よりも、この先の展開が痛かったです。
前を行く選手達の間を縫って前へ前へと進むのですが、なかなかブロックされてしまい思うように前に出られませんでした。ようやく自分のペースで走れるようになったところで最初の1kmを迎えます。この1kmのラップが3’56″。おい、マジか。これは相当ロスしてる。しかしまだ序盤中の序盤。ここで無理に脚を使う訳にもいかないため、このままのペースで様子をみることにしました。
次の1kmは3’41″だったためまずは安心。このままの出力でキープしていくことに。
しかし、スタート直後にも関わらず気になっていることがひとつ。
じつはスタート直前からなんとなくトイレ(小)に行きたいような…。
少し前まで全然余裕だったはずなのに、尿意を催した途端、加速度的に行きたくなるのは何故だ。「序盤のうちにトイレに行っておいた方がいい」という気持ちと「トイレピットインで1~2分もロスする訳にはいかない」という気持ちが半々。
悩みながらも答えを出せずにその後も走り続けます。「汗で身体の水分は出ていくはずだから、尿意も収まってくれないかな」という根拠のない期待もありました。
結論から言うと、かなり危うい時間帯もあったものの、この日はゴールするまでトイレを我慢しました。「トイレを我慢することによるパフォーマンスの低下」と「トイレピットインによるロスタイム」を天秤にかけたときに、果たしてどちらの影響が大きいのでしょうか?
ぼくは結論を出せないまま、走り続けることを選択してしまった訳ですが…。
さて、話をレースに戻すと、姫路城マラソンのコースは前半17kmまでは上り基調です。とはいえ、事前に確認していた高低表では極端なアップダウンはなかったため、17kmまではなんとか3’45″/km以内には収めたい(欲を言えば3’43″/kmくらいで走りたい)と思っていました。
が、蓋を開けてみれば3’46~50″/kmのラップを叩き続けていました。前半戦なので頑張ろうと思えばもっとラップを上げられたものの、ここで使いすぎて後半失速してしまうのも怖い。そこで安全に走れるペースでレースを進めてしまいました。これは今回の反省点です。
おそらく、ひとつふたつ前の集団で走らなければ行けなかったんだと思います。後半に自信が持てなかったのが敗因です。
途中、12kmを過ぎた辺りから向かい風を割りと感じるようになりました。この辺りで2名の選手が飛び出しました。着いていこうとしたものの、これがなかなか速く、無理に追いかけるのはリスクがあると感じました。そこで追うのはやめたのですが、この時の動きにより図らずも残された集団を引っ張る形となってしまいました。出来れば集団の中に身を潜めておきたかったのに。しかも、細かなアップダウンを繰り返すうちに、いつの間にか後ろの集団とも距離が空いてしまい、単独走になっていました。
ただ、この時点で無理なペースで走っている感覚はなく、前述の通り、むしろ当初の想定ペースよりも遅い展開であったため取り戻したいという意識も少なからずありました。そこで単独になっても前を追う意識で進めていくことにしました。
ペースこそ上げられないものの、動きには余裕を持ったまま17kmを過ぎ、折り返します。ここから先は緩やかな下りが続くはず。体感的には同じまま、ラップタイムが良くなることを期待しました。
予想通り、ペースを上げたつもりはないものの18km目は3’44″、19km目は3’40″と、ここまでより5~8秒ほどラップは上がってきました。
この辺りで前を行く選手に合流し、ぼくを含めて5人ほどの小さな集団が出来ました。この流れで力を使わずペースを上げていきたいところ。
ハーフ通過は1時間19分53秒(正式)。当初の計画よりも1分半ほど遅く、前半で予想外に苦戦してしまったことが伺えます。最低目標としていたサブ40を考えても、ここから後半ハーフはイーブンで行かなければならない厳しい状況。
やはりトイレを我慢し続けているのがパフォーマンスに影響しているのか…?
それでも動きにはまだまだ余裕があるため、フォームに気を付けて脚を使わないように丁寧にレースを進めていこうと考えていました。
続きます。
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