不甲斐ない結果でも、というか、不甲斐ない結果だったからこそ振り返りは必要。ということで、なるべく簡潔にいきます。
当日は朝6時に起床。夜間に1回だけ起きたものの、その後は珍しく眠れたため寝起きは悪くない。でも今思えばそれも気が抜けていた証拠なのかも。いつもレース前日は、無意識のうちに気が張り詰めているのかびびっているのか、何度も目が覚めてそこから眠れなくなるのに。良い意味でリラックス出来てるならいいのだが。
お餅を2個とどら焼きを半分食べて出発。また、このタイミングでいいのか迷いつつも1週間ぶりにコーヒーを解禁。
地元のレースであるため移動距離が短く、8時前には会場に到着できました。
が、会場に着いて車を降りると、嘘みたいな強風が吹いている。
この予報の風はおそらく間違い。完全にもっと吹いている。海沿いだからか?
風向き的に、折り返して後半はずっと向かい風かも。この時点で厳しい展開が予想されました。
そこから見次クラブの陣地へ合流。受付を済ませ、しばしみんなとワイワイ談笑。その後ひとり陣地を離れ、アップを兼ねてジョグで近くのコンビニへ。これを買うのを忘れてた↓。
時間は正確に覚えていませんが、8時40分くらいになってちゃんとアップを開始。ジョグをしてストレッチ、ドリルといういつものルーティン。
一旦陣地に戻り、着替えを済ませ、シューズを履き替えます。
悩んでいたものの、結局この日はアルファは封印。ヴェイパーフライNEXT%2を選択しました。保守的、攻めてないねーw
最後のトイレを済ませ、9時30分くらいに整列。周りに仲間がいるとなんとなく安心します(走力は違い過ぎるけど)。
9時50分に大学生(ペアマラソンの部)がスタート。
そして9時55分、いよいよ我々のスタートを迎えます。
号砲と同時に見次メンバーが飛び出します。が、ぼくは最初からそこにはつけない事が分かっているため、別のターゲットの背中を追います。
というのも、ぼくと走力が近い(とはいえ、ぼくよりも速い)鉄人・ヤマザキさんとカワシマさんがいたから。その集団の後につきたいところ。
入りの1kmは3’21″。突っ込み過ぎか?
いや、でも動きには余裕がある。目の前にヤマザキさんカワシマさんもいるため、そのままこの集団で行くことに。
2km目は風の影響もあり3’28″。でも大丈夫。このまま刻んでいきたい。
ところが、3kmを前に少しずつ集団との距離が開いていく。強風の中、3’30″を切るペースはぼくにはキツい。というか、今はまだ頑張れてもこのままハーフは持たない気がしました。そんな計算が甘えだったのか、みるみるうちに集団から離されていきます。
3km目のラップは3’30″、4km目は3’32″とそこまで大崩れした訳ではないのに、あっという間に集団との差が広がりました。おそらくこの区間、集団は3’20”-25″くらいで進んでいたのかと。
単独走となり、ますます苦しくなる。まだ序盤なのに。
その後は少しずつペースを落とすものの、なんとか耐えて凌いでいました。しかしそれも7km過ぎにコースを左折したところまで。左折した途端、強烈な向かい風でとても前に進まない。この区間で一気に3’50″/kmを叩いてしまう。
9-12kmは少しだけ持ち直したものの、一度落ちたものはそう簡単に元の水準までは引き上げられません。
12kmで折り返し、ここからが本当の地獄の始まり。ここから先は向かい風をモロに食らう。全然身体が前に進まない。
友人や会社の同僚が応援に来てくれているものの、カッコつける余裕もない。少しでも前を追う。それだけ。それだけのただただ耐える時間は途方もなく長い。
なけなしのラストスパートをかけたつもりも、結果的にはそれほどギアも変えられず…。
稀にみる失敗レースとなりました。この日は風の影響もあり、見次のメンバーも軒並み1~2分タイムを落としていました。
しかしぼくはベストから4分近くも落としている。ヤマザキさんとカワシマさんが74分台でゴールしている事からも、風を言い訳には出来ません。ただただぼくが弱かっただけ。
やはりこの1ヶ月、腑抜けていた代償は大きい。本大会にかける想いが弱かったんだと思います。
ただ、これはただの負け惜しみですが、今回ちゃんと大敗を喫して良かったと今では思っています。痛い目に遭い、ようやく目が覚めることもある。これで変われなきゃぼくは終わってる。
コメント