10/23(土)、第3回沼津smileマラソン(ハーフの部)に出場しました。結果は既報の通り、1時間16分37秒で第3位に入賞しました。
今回はそのレースレポになります。
前夜。
この週ずっと背中と右のお尻に強い張りがあり、仕事中に座っていても痛む時さえありました。そこでフォームローラーで少しずつ身体を解し、背中を伸ばすストレッチも取り入れました(どちらもやり過ぎない程度に。やり過ぎて失敗した経緯がありますのでw)。
試合当日の朝、起きてみるとやはり張りは残ったままですが、前日よりはだいぶ解消された気がしました。なんとかこのままレースが終わるまでもって欲しい、と祈る想いでファイテンのパワーテープをペタペタ背中に貼りました。一部手が届かないポイントもありましたがw

身支度を整え、忘れ物がないか最終チェックし、会場となる沼津中央公園に向かいます。


8時10分頃かな?会場入り。既に到着していたラン仲間達と合流しました。
今日の各自のコンディションや目標タイム、レースシューズなんかについて話します。レース前のお約束ですよね。
この時点で気温は18度くらい。しかし既に日射しがかなり強く、気温よりも暑く感じました。幸い風がわりと穏やかだったので、その点だけは安心していました(この時点ではw)。
スタート時刻は10時10分。1時間前の9時10分から受付が開始。しかしこの待ち時間がなんとも落ち着かず、仲間の輪からひとり離れ、2kmジョグをしに行きました。おそらくシーズン初レースという事もあり、少なからず緊張していたんだと思います。相変わらずのビビりw(思えば前夜は夜中に4度も起きてしまいました。興奮していたのか緊張していたのかw)


一次アップを終え、改めて仲間と合流。ウェアやシューズの準備なんかを始め、少なからず皆そわそわし始めますw
受付を済ませ、改めて皆揃ってアップを開始。実際に走るコースを2km程度ジョグしました。

ジョグを終えて陣地に戻るとレースに向けて最後の準備。徐々にみんな無口になっていきます。各自ストレッチや流しを数本入れていると、あっという間にスタート時刻に。
スタートラインに並ぶと他の選手がみんな速そうに見えるのもレースあるあるw
ここで改めて自分が緊張していることを自覚しました。意識的に大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着けようとしました。が、あまり効果はなかったかもしれませんw
緊張の中、今シーズン初レース、いざスタート!
前半突っ込み過ぎる悪い癖があるため、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら入りました。入りの1kmは3’27″。落ち着けと言い聞かせたものの若干速めに入ってしまいました。しかし無理をしている感はなく、悪くない状態だと思いました。
この辺りで飛び出した選手がひとり。そこに2人の選手が続きます。その背中を、ぼくを含めた4位集団が追い掛けます。想定よりも速いレース展開でした。
この大会のコースは、1周5kmの周回コースを4周します(最初の1周目だけは6kmになるように折り返しポイントが調整されています)。このコースの難点は、①1周の中で折り返しポイントが3箇所ある、②折り返しポイントが狭いためスピードをかなり殺さなければならない、③アンダーパス(橋の下をくぐるポイント)が1周の中で4箇所あるためアップダウンの回数が多い(折り返して何度も通過するため、1周のうちにのべ8回このアップダウンがある)、④コースが封鎖されておらず一般の方々も通行されるためタイミングによってはスピードを落とさざるを得ない、などがあります。
特に折り返し回数とアンダーパスによるアップダウンが多いのはなかなか厄介で、ここはどうしてもペースが落ち、脚も使ってしまいます。
しばらくすると、集団の中からひとり抜け出しました。追い掛けるものの、少しずつ少しずつその差が広がっていきます。
まずい。昨年2位だったこの大会、今年は優勝を狙うくらいのつもりでいましたが、この時点でぼくがいるのは5位集団。3位入賞すら危うい空気になり始めます。しかも、図らずもこの集団を引っ張る形になってしまっていたため、知らず知らず力を使ってしまっている気がして不安でした。
ただ、スタート直後に先頭に飛び出した選手はこの辺りで落ちてきたためここを確実に拾い、ぼくがいる集団が4位グループとなりました。
そんな展開で2周(11km)を終え、3周目に突入しました。しばらくして、すっかり忘れていたアミノサウルスのジェルを投入。ハーフなので不要かとも思いましたが、ビビりなので一応念のためw
個人的にはこの3周目が肝だと思っていました。身体も苦しくなりつつあるこの区間、中弛みしそうな気配があります。しかしそれはおそらくどの選手も一緒。ここで気を引き締めてラストを迎える必要があると思いました。
痛みはないものの、少しずつ背中の張りが気になり始めます。フォームを修正しながら、少しでも負担の少ないポジションを探しますが、上手くいったかどうかは分かりません。頭では、「まだ大丈夫まだ大丈夫」と呪文のように繰り返し唱えながら、自己暗示をかけるように冷静になろうと努めました。
それが功を奏したのか、いつの間にか集団はバラけ、ぼくが単独4位となっていました。それまで2位を走っていた選手が3位に落ちており、さらにはその背中が少しずつ大きくなってきました。そのためそこをターゲットに追い掛けます。
しかし3周目に入り、向かい風を感じ始めます。身体が苦しくなり始めたため向かい風に敏感になった可能性もありますが、この時間帯になり風が出始めたのも事実です。
苦しみながらも3位の選手を追い、3周目の折り返しポイント付近で捉えました。後ろに着かれるのも怖かったため、ここで気を抜かずに一気に突き放します。
なんとか2位に追い付きたい一心でラストの4周目に突入。折り返しの度にその差を確認していましたが、この時点で2位とはかなり差が開いてしまっていました。さらに後ろからは盟友(ライバル)のA木さんが迫っているのも気付いていました。これは気を抜けない展開。
ラストの1周は力を解放して、一段階上げるつもりでした。後ろからの追随を許さず、2位の選手に追い付く。そんな強い気持ちで走りました。
しかし19km目、ラップを確認するとまさかの3’45″。嘘でしょ?
自分ではかなり出しているつもりで、なんなら上げているつもりだったのにこの日の最低ラップをここで刻んでしまうなんて。さらに事態は悪化し、次の20km目には最低ラップを更新してしまう3’46″。まずい、このままではA木さんに詰められてしまう。
ラスト1kmは、なけなしの力を振り絞ってスパート。といっても結果的にはあまり上げられなかったのですが、なんとか3位をキープしてゴール。
今回は難コースであるためもともと記録は求めていませんでしたが、少なくとも昨年の記録を2分短縮できたので、これは成長の証だと勝手に自己評価しておりますw





久々にガチで走るハーフはしんどかったです。でもラン仲間とスタッフの方々に恵まれて、こうしてリアル大会を走ることが出来て幸せでした。また次に向けて精進したいと思います。
コメント