静岡マラソン2024のレースレポ②です。
号砲が鳴り、仲間と共に一斉にスタートを切る。かなり前の方にいたためロスは少ない(後にスタートロスは5秒だったことが判明)。スタート直後から自分のペースで走れるって快適✨
この辺りは僅かに下り基調だった印象。またスタート直後ということもあり(おそらくぼくだけでなく全体的に)ペースが速かった。
入りの1kmは3’31″。決して無理をしている感覚はないし、むしろ冷静に入ったつもりだったけど、やはり興奮がタイムに現れたのかも。
まだ周囲の選手たちも自分のペース帯で行ける集団を探しているような雰囲気で、集団らしい集団は形成されていませんでした。ただ、すぐ近くに(見える位置で)ナベスケが居てくれたことが心強かったです。
その後も3’34-37″/kmで余裕を持ってラップを刻んでいたのですが、5km手前で早くも左の臀部(ハム~お尻の間くらい)が張ってきて、上手く足が回らない感覚に。1月の大阪ハーフを終えてからずっと続いている軽度の故障。ただ、まさかこんな序盤から来るとは思わず、症状が出たときには少なからずがっかりしました。
でもこの時点で痛みがある訳じゃないし、なんとか騙し騙し行くことに。というか「引く」という選択肢はない。行くんだ。
とは言え、ペースが狂って迷惑をかけても悪いため、隣を走るナベスケには「ハムに張りがあるから、もし俺のペースが落ちたら気にせず置いてっていいからね」とだけ伝えておきました。するとナベスケからは「ぼくもトイレ我慢してるんで、もしもの時は先に行っちゃって下さい」と返ってきた。さらに「臭くなったらすみません。…あ、ジョークですよ」みたいなやり取りをしてお互い笑い合った。まだ余裕があったんだな、と思う。
そんな風にレースを進めているうちに、なんとなく集団らしい集団が出来てきました。
7kmを過ぎた辺りで今回Bブロック?スタートだったカワシマさんがぼく達の集団をすっと抜いて行きました。着きたい気持ちはあったものの、抜き去る時のスピードがあまりにも違い過ぎたちめここは見送り。まだ無理は出来ない。
ちなみにこれは今回のレポとは関係ない余談ですが、今シーズンは何度もカワシマさんとの力の差を見せつけられる場面が多かったように思います。今すぐには無理でも、肩を並べて勝負できるように力を付けていきたいです。
その頃コースは何度か細かい右左折を経て、再び静岡市中心部へ。相変わらず左臀部の張りは気になるものの、そこ以外は至って順調。
本通りに入ると応援の数が一気に増える。こちらもテンションが上がる。
12kmで1つ目のジェルを投入。ここはウィンゾーンを使用。
この辺りで会社の先輩イチカワさんが応援に駆け付けてくれていて、「タクミくんファイト!」と声を掛けてくれました。わざわざレースに来てくれるなんて、本当にありがたい。左手を挙げてその声に応えます。
またその付近で、見次クラブのマネージャー的存在のマユミさんも「タクミくんファイト!…あっ」と声を掛けてくれました。通過後、隣にいたナベスケが「今、『あっ』って言いましたよね?w」と訊いてくる。「うん、言ってたね。たぶん俺に声掛けた後でナベスケに気付いたんじゃないかな?w」「ですよねー。タクミさんのちょんまげが先に目立ったんですかねーw」と笑い合う。この辺りもまだまだ余裕があったって事か。
その後、本通りの折り返し。ここで後続との差が見える。
同じSブロックながらスタート時点では後方にいたヤギさんが、この時点ですぐ後ろにいる事に気が付きました。そして折り返し後すぐにヤギさんが集団の前に出ました。
じつはヤギさん、今回100均のレインコートなどを持参していなかったらしく、直前まで自前のウェアを着ておくべきか悩んでいました。そのため手荷物預けがぼくやナベスケよりも遅くなっており、やや後方からのスタートに。
「ヤギさん、ウェア大丈夫でした?」と訊くと、「大丈夫でした」とシンプルな回答。その後もぼくやナベスケがあれこれ話し掛けたりしていたのだが、しばらくするとヤギさんから「今あんま喋りたくないんだよなー」というお叱りが。
これは本当に反省しました。ぼくは決して悪気はなく、話すことでリラックス出来たら、と思っていただけなんです。でも大事なレースだし、集中したい人だっている。普段はぼくもそのタイプ。だからこそヤギさんのこの時の気持ちはよく分かりました。
ヤギさん、その節はうるさくしてすみませんでした。
何はともあれ、ここからは同じ集団内にナベスケ・ヤギさん・不器用なタクミの見次クラブ3人が揃った。安心感がより一層増しました。
16kmを過ぎ、安倍川沿いを南下。この辺りは我々見次の3人が集団前方で引っ張る形。ペースも安定していました。
安倍川橋を渡り、その後も順調に安倍川沿いを下っていきます。
20kmを越えたところでアミノ酸を補給。ここではアミノショット青を使用。
そして一旦コースは安倍川沿いを離れ、ハーフ地点を通過。手元の時計で1時間17分15秒くらい。良く言えば設定通り、悪く言えばギリギリで貯金なし。うーむ、これ後半キープ出来るか?
長くなってしまったので次に続きます。
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