心理的に長く振り返りたくもないので今回でレポは終わりにするつもりですw
前回お伝えした内容はこちら。
さて、当日の様子の続きから。
セブンイレブンのコーヒーとモルテン320を飲みながら会場となる島田市の大井川河川敷へ向かいます。この時の外気温は-1℃。この辺りでは今シーズン一番冷え込んだのではないでしょうか。
会場へ到着し、まずは検温と受付を済ませます。ここですぐにラン仲間のS井さんとH田さんに会えました(これイニシャルにする意味あるかな?w)。お二人ともいい表情をされていました。レース前の興奮が伝わってきます。きっとこの時点ではぼくも同じような表情をしていたんだと思います。
受付を済ませた後、ぼくはトイレに行きながらひとりで軽く2kmジョグ。なかなか身体は温まりません。ここでM下さんやS藤のアニキと合流。改めて8時くらいからアップをしようという事になり、一旦解散。
車に戻り、レースの準備をしていきます。レースウェアを中に着込み、アームウォーマーを装着。また補給用のジェルを忘れないように出しておきました(ハーフタイツのポッケに入れるのはレース直前)。
8時になりラン仲間たちとアップを開始。と言っても、2kmジョグは皆で一緒に走りましたが、そこから先のドリルや流しは各自それぞれ。ぼくはあまりドリルをしたことがないため、ストレッチをして流しを2本入れたくらいです。
再度、車に戻って最終チェック。
チップをシューズに取り付け、補給用のジェルをポッケに入れ、ぺスパを飲んで戦闘態勢に入ります。
トライアルマラソンではスタート10分前くらいに整列すれば良いため、ギリギリまで上着を着ていられます(これ大事。特に今回のような極寒の日は)。スタート地点の脇にある手荷物預けに着替えを入れたバッグを預け、いざスタート地点へ。
気合いを入れて盟友A木さんとともに最前列に並びます。が、風向き的にここが一番風を食らう位置。スタートを待つたった10分間で、全身ガタガタ震えるほど耐えられない状況に。しかし周囲の選手は、もちろん寒そうにはしているものの、ぼくのように耐えきれず風に背を向けたりガタガタ震えて落ち着かずウロチョロしたりする様子はなく、堂々とスタートの時を待っています。ぼくだけがずっとガタガタ止まっていられないのが不思議でなりませんでした。ここでY田さんとも合流して会話しますが、ぼくは完全にうわの空。レース前の緊張ではなく、とにかく寒くて震えが止まりませんでした。
そして極寒・爆風の中、レースがスタート!
最初のトラックを抜け、見次クラブのS下さんやF屋さんが先頭へ。お二人ともエリートランナーです。それにA木さんやY田さんの集団が続きます。
が、ぼくがこの集団に入れない。身体が動かずに反応が遅れたことと、上り&向かい風である最初の5km区間にしては速すぎるペースだと思ったからです。最初の1kmは3’39″でした。
とは言え、集団から離されていく訳でもなく、一定の距離を保ったままレースが進みます。一度スピードを上げて集団に入ることも考えたのですが、無理に力を使ってしまうことに恐れがあって対応できませんでした。
違和感①:フォームの固さ
上り区間である最初の5kmは18’37″。タイム自体は想定の範囲内であるものの、身体が上手く使えていない自覚がありました。寒さのせいかスタート前の整列時に肩や手(握り拳)に力が入ってしまい、それが抜けないまま走っているような気がしました。また脚の運びもぎこちなく、スムーズにさばけません。ドタドタ走っているような力みがあります。動きが悪いため、無理やり脚を上げようとする動作を入れてストライドを伸ばしていたのかもしれません。リラックスを心掛けるものの、強風にさらされて走りながらそこを修正していくにはぼくの対応力が足りませんでした。
7kmを過ぎた辺りでようやく身体が少しずつ温まってきたのを感じました。下り区間に入ったこともあり、ペースは快調。しかし前の集団との差は詰まるどころか離されてしまいました。また、後ろからY崎さんたちの集団に吸収されました。この日の自分の動きから、前を追うことは難しいと判断し、せめてY崎さんたちの集団に着いていこうと考えました。10km通過は36’41″(18’04″)。ここも想定内です。
しかし再び上り&向かい風区間に入った途端、Y崎さんたちの集団から遅れを取り始めます。確かに上りには苦手意識があるものの、ここで離されちゃ駄目だ、と必死でつこうとします。が、粘りきれず、どんどん離されてしまいました。
違和感②:尿意
13kmを過ぎた辺りで尿意を感じました。心当たりがあるのは、モルテン320とコーヒー。普段ならレース前はどちらか片方のみの摂取ですが、今朝は両方飲んでいました。スタート前にトイレは十分に済ませたつもりでしたが、水分の摂取量が多かったのかもしれません。またカフェインの利尿作用や寒さによる影響もあったかもしれません。
コース上にトイレはいくつもあるため最悪なんとでもなるのですが、ぼくは行かないことを選択しました。数十秒を惜しんだという事もありますが、この時点でどうしても我慢できないレベルではなかったのも理由のひとつです。
違和感③:体幹で身体を支えられない
しかしトイレを我慢したことで、どうも腹筋に力を入れるのが難しくなりました。そして上り&向かい風区間。体幹で支えられない身体を脚で支えるような走りになっていたのだと思います。また12月に入ってからずっとお腹がしくしくと痛んでいたことも重なり、お腹を庇うようなフォームになっていました。具体的には、知らず知らずのうちに若干猫背になっており、そのせいか前腿を使う形になっていました。
あれ、と思ったのは17kmのラップを見た時。ここは折り返した後の下り区間であり、3’40″を切っていておかしくないはずでした。しかしここのラップは手元の時計で3’42″。決して緩めたつもりはなく、むしろ体感的にはそこそこ頑張っているつもりだっただけに違和感がありました。
少しずつ雲行きが怪しくなってきました。
それでもその後は18-20kmまでを3’37”-3’40”-3’36″でカバーし、なんとかまだ大丈夫だと思えました。
しかし20kmの折り返しを過ぎ、また上り&向かい風区間に入るとその影響を受け、ラップが大きく落ち込みます。なにより、まだハーフであるにも関わらず消耗度合いが大きすぎるような気がしていました。

今回で終えるつもりでしたが長くなってしまったため、続きはまた次回アップします。というか、ここから先はただただ落ちていくだけの地獄絵図になりますがw、いつか自分で振り返るときの材料になればと思います。
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