静岡・大井川トライアルマラソン レースレポと反省点③

レース

まさか今回のレースレポが第三回にまで至るとは思いませんでした。失敗した点はもちろん反省すべきですが、なるべく思い出したくもないのですw

ここまでの流れはこちら↓。

という事で、今度こそレポはこれで終わりにしますw

違和感④:早すぎる前腿の張り

23kmを過ぎて前腿に張りを感じ始めました。フルマラソン後半は脚に張りを感じることが多いですが、23km地点は早すぎます。練習会での30km走でも感じることはないのに、これはおかしい。お腹を庇って猫背気味のフォームで走っていたことも関係しているのか、前半の上り&向かい風区間で無理にペースを上げすぎたからなのか、とにかく通常よりもかなり早い段階で前腿の張りを感じました。

25kmの折り返しを過ぎ、下り区間になったにも関わらずペースが上がりません。ここで3分50秒台のラップを連発します。下り区間でこれは相当にまずい。前腿の張りは強くなる一方で、敗色が濃厚になりました。エナジージェルやぺスパを投入するも事態は好転しません。

30kmの折り返しを越え、再び上り&向かい風区間へ。体感的にも4分を越えてしまっていると自覚していましたが、31kmのラップは4’18″。

嘘でしょ?

いくら上りになったからとはいえ、絶望的な数字でした。目標としていた2時間40分切りは無理だとここで確信しました。

やめるか?

DNFが頭をよぎります。悔しさだけが全身を包んでいきます。

コロナ禍で大会が軒並み中止となり、特に静岡県内ではほとんど大会が開催されていない状況。そんな中、ランナーたちが日頃の練習の成果を発揮できる数少ない場がこのトライアルマラソンです。今朝もこの極寒・爆風のコンディションの中、多くのスタッフやボランティアの方々が準備を整えて下さり、今自分はこのステージに立てている。

そしてなにより、折り返してスライドする度に、必死で頑張っているラン仲間たちの姿が目に焼き付いています。

走ろう。完走しよう。例え自己ベストを更新できなくても、やるべき事はひとつだけ。仲間が必死に戦っている中で、自分ひとり逃げ出す訳にはいかない。

しかし前腿の張りは大きく、ついには歩いてしまいました。それが32km付近。ここからまだ10kmもあります。さらにこの辺りから再び寒さを感じ始めました。ガタガタと身体が震えだします。ペースが落ちたのも影響しているのでしょうが、これまでレース中に寒さを感じた事などありません。やはり自分の中で何か異変が起きているのを感じました。今更ではあるものの、レース当日のルーティーンになっているカステラを食べておくべきだったと、この時になってふと思いました。熱量が足りておらず、もしかしたら低体温症のような状態だったのかもしれません。体重コントロールが出来ておらず、レース1週間前になって慌てて食事を削ったりしたのも良くなかったのだと思います。

でも、それでも迷うことはもうありませんでした。前を見つめ、再び走り出します。一緒に戦っている仲間がいたから。

ここからの10kmは酷いものでした。走っては歩き、歩いては走る。その繰り返しで、もはやタイムを気にするようなレベルではありませんでした。

完走後はひとり静かに車に戻り、静かに溢れてくる感情に身を任せました。期待していた分だけ、今回の結果に失望し、苦しかったです。

このままでは終われません。

今回の反省を活かし、必ずリベンジします。

必ず。

その時に今度は喜びの涙を流したいと思います。

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