今朝起きるまで悩んでいました。そこに参加するかどうか。それはぼくにとっては大会並みにレベルの高い練習であり、ある種の恐怖でもあったからです。
エリートランナーM田さんより、以前からご自身が所属されている見次クラブの練習会への参加をお誘い頂いていました。
見次クラブとは、泣く子も黙る?静岡県内のランナーであれば誰もが知るエリートランナー集団。年明けに見次クラブのLINEグループに招待して頂いたため、そこで今日練習会がある事は数日前から知ってはいました。
しかし、直前まで参加するかどうか迷っていたんです。何故か?
①今日のメニューが21kmPR(設定3’20”-30″/km)であり、とても着いていけないと思った(ぼくのハーフベストは1時間14分49秒(3’33″/km)であり、ベストを更新する勢いじゃなきゃ今日の練習会の設定を守れない)。
②前日1/22(土)に36kmPR(設定4’00″/km)をやっているため疲労もあり、とても①の設定を守ることは不可能だと判断していた。
③見次クラブに所属する面々のレベルが高いことを重々承知しているため、そもそもぼくレベルのランナーが気軽に参加して良い練習会ではないと思っていた。
④初対面の人達(ぼくが一方的に知っている方々はいますが)の輪に入って会話するのが下手(いい歳して人見知りw)。
とまあ、①~④まで共通しているのは、とにかくビビっていたという事ですねw
しかし、今年でぼくも40歳になります。いつまでも記録が伸び続ける訳じゃない事も理解しています。限られた残り時間の中でもう一段階上のレベルに行くためには、同じ練習の繰り返しでは辿り着けないと思いました。今年はチャレンジしていかなければ。
そこで今日はいろんな意味で挑戦するため、震える脚に鞭を打って一歩踏み出すことに決めました。
練習開始は8時半。そこで7時半に会場入りしてアップを開始するつもりが、あれこれ準備をしていたらあっという間に時間が過ぎてしまい、練習会場となる河川敷に着いたのは8時。慌ててアップを始めます。
アップ中、M田さんをはじめ、メンバーの方々にご挨拶をさせて頂きました。←これ大事。でも全員にはご挨拶出来なかった。
今日の練習は3km周回コースを7周。どこまで着いていけるか分からないものの、いざスタート!
スタート直後から身体の重さを感じます。昨日の疲労も少なからず残っているようでした。しかし着いていけないペースでもない。最初の1kmは3分31秒。ぼく的にはかなり速いペースですが、なんとか集団の中で行けそう。が、この時点で既に、このまま21km行ける気はとてもしませんでした。
そのまま1周目はなんとか維持できました。ここまでペースは3’30″/kmほど。
が、2周目に入った途端、急に集団に着いていくのが厳しくなりました。呼吸ではなく脚がキツイ。しばらく耐えていたものの、じりじりと集団から離されていきます。
4km目のラップを確認すると3分26秒。集団から5~10mほど離されていたでしょうか。おそらく2周目に入り、集団のペースが3’20″/kmに上がったのだと思われます。ここに着いていくのは自分には相当厳しい。あっという間に差が広がっていきました。
ここから先は苦しい単独走。しかも上り区間では3’50″/kmを越えるラップまで叩いてしまい、もはやMペース以下。このまま続けても練習効果は薄いと判断しました。
そこで情けないですが5周(15km)でDNF…。


正直キツかったです。これは昨日のポイント練習の疲労云々ではなく、そもそものレベルがまだ足りない結果。ピークを合わせたとしてもラストまで着いていけたとは思えません。
レベルの違いに改めて気付けた事は収穫ですが、せっかく参加させてもらいながらこのまま帰る訳にはいかない。今年は挑戦すると決めたのだから、もう少しだけ悪あがきをしてみようと思いました。
そこで6周目をこのままパスし、ラストの7周目でまたトップ集団の後ろに着かせてもらうことに。
皆さんここまで3’20″/kmでずっと刻んできたとは思えないくらいラストの7周目も冷静に進んで行かれます。ぼくなりに粘ってみたものの、やはりじりじりと集団から離されてしまい、そのまま無念のゴール。


練習後、集団を引っ張っていたランナーの方が話しておられる声がふと聴こえてきました。
「今日のメニューはどれだけ余裕を持って最後まで走れるかが大事だから、ラストは上げなかった」
『余裕を持って…。』
いや、凹むまい。レベルの差があることは初めから分かっていたじゃないか。余裕を持ってこなせるレベルに到達するにはまだ何段階も上に登る必要があるでしょうが、まずはこの集団に必死に食らいつけるように精進していこうと思います。
『下手くその 上級者への道のりは 己が下手さを 知りて一歩目』by安西先生(スラムダンク)
気付きがぼくをまた動かす。頑張ろ。
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