9/18(土) 月例しまだ延期→からの30km走！

本日9/18(土)は月例しまだの練習会が行われる予定だった。

しかし台風14号の接近により練習会は23(木)に延期が決定。これは致し方ない。ただ23日(木)は既に別の予定を入れてしまっているため、月例会には参加できない。

月例しまだの練習会は、集団で30km走が出来る貴重な機会。ひとりではなかなか実施できない30km走。この練習会に月一で参加するようになって走力もアップしたし、ラン仲間も出来た。憧れの超絶エリートランナーもいるし、走力の近い盟友（ライバル）もいる。自分にとっては大切な場所だ。

しかし今月はその大事な練習会に参加できない。さぁどうするか、と悩んでいた矢先、S藤さんからLINEが入った。

おぉ、マジか！

S藤さんは月例しまだで出逢ったランナー。ぼくたちの良きアニキ分で、いつも皆に優しく接してくれる。みんな月例会が中止になってどうするか頭を悩ませていたところ、彼がラン仲間のグループLINEに決意表明の投稿をしてくれた。つまり、月例会自体は中止でも台風の中ひとりで30km走を実施する、という事だ。

さすがアニキ！

これに反応したのが我々弟分たち。行くぞ行くぞ、アニキをひとりで走らせる訳にはいかない！いざ鎌倉ならぬ、いざ島田！とばかり謎の結束が生まれるw

とは言え、あまりにも天候が悪ければさすがに危険であるため、当日の朝の天気次第、という事で落ち着いた。

そして今朝。

5時の段階では小雨。今後の予報はこんな感じ。

10時にはかなり降っていると予想されるため、それまでには走り終えたい。もともと月例会は7時スタートの予定だったため、9時くらいには走り終えているはずだ。それならなんとか行けると判断した。

身支度を整え、6時前に自宅を出発する。雨は相変わらず降り続いている。皆からのLINEはまだない。皆この雨をどう判断するだろうか、と気になった。今後の天候悪化を見越して止める人もいるだろう。もし止めるつもりでいた場合、この時間はまだ寝ている可能性もあるため、迂闊にこちらからLINEをするのも躊躇われた。

最悪誰も来なくてもひとりでやるしかない。とは言え、ひとりだと途中で気持ちが折れそうだな、と弱気にもなる。そんな気持ちを少しでも解消するため、途中セブンイレブンでアイスコーヒーを購入し、カフェインで気持ちを高める（効果のほどは不明w）。

するとここでLINEが入った。急いで確認するとS藤のアニキから。

早いよアニキ！w

後に聞いたところ、他のメンバーと同時にスタートした場合、自分が走り終えるまで雨の中で皆を待たせてしまう事を憂慮し、先に5kmを済ませておこうと考えた結果だったらしい。こういう心遣いがS藤さんの優しさであり、皆から慕われる理由のひとつだ。さすがアニキ。

遅れをとる訳にはいかない、と急いでスタート地点となるリバティ13km地点へ向かう。

ま、当然雨ですわな。雨の中でレースシューズを使いたくないため、今日は安心と実績のズームフライ3で挑むことに。800km近く使っているがまだまだ健在。

アップをしていると、ちょうど5kmを終えたS藤さんと合流。さらには盟友（ライバル）のA木さんも来てくれた。今日はこの3人で練習だ！

と、その時、ただならぬオーラを携えてジョグしているランナーが近付いてきた。あれは…！

ぼくが憧れている超絶エリートランナー・S宮さんだ。

S宮さんについてはいつか改めてご本人の許可をとってからこのブログで書きたいと思う。簡単に紹介だけすると、現在41歳でフルマラソンのベストは2時間17分。これはマスターズ（M40カテゴリー）で現在日本記録である。その他にもチャレンジ富士五湖や柴又の100kmウルトラマラソンで優勝している。ぼくだけじゃなく、誰もが憧れる超絶エリートランナーなのだ。

しかも、めちゃくちゃイケメンw

今日は30km走はやらないものの、ジョグをしにきたらしい。

S宮さんにも会えた事だし、雨と風が強くなる前に走り終えるべく急いでスタート！

スタート直後、A木さんと並走しながら今日のプランについて話す。今日は4’00″/kmを少し切るぐらいのペース（30kmで2時間切り）で行く、ということで、ぼくの考えていたプランと一致。しばらくそのまま会話しながら並走する。

A木さんとは歳も近く（ぼくが1コ上）、走力も拮抗している（フルマラソンのベストはぼくが12秒負けている）。昨年お互い同じ大会（島田のトライアルマラソン）で現自己ベストを更新しており、なにかと意識せざるを得ない存在だ。あの日、A木さんがいなかったらぼくは記録を更新できなかった。本当にそう思っている。

この時点で雨と風はそこまで強くないものの、湿度のせいか呼吸がやや苦しい。後半厳しい展開になりそうだと覚悟を決める。

最初の1kmは3’47″。隣を走るA木さんを意識したせいか想定より若干早く入ってしまったw

その後はだいたい3’50″～55″/kmで巡行する。なるべく脚を使わないようにフォームに注意する。

12km付近でA木さんが離れた。時計を確認するが、ぼくのペースは変わっていない。少し風が強いポイントもあったためきつくなったのかもしれない。

A木さんが離れたせいではないと思うが、13kmからタイムが落ちている。ぼくも苦しい場面だった。折り返してすれ違う度にA木さん・S藤さんと声を掛け合う。これが集団で練習するときの魅力だと思う。皆で鼓舞しあってラストまで走りきる。ひとりじゃなかなか厳しい練習が、仲間と一緒なら乗り越えられる。

後半タイムが落ちたせいで、設定の2時間切りがギリギリのラインになってきた。大会でもないただの練習であるため、そこまで頑張る必要はない。しかし、なんとなく今日はちゃんとラストまで走り切りたかった。ちゃんと設定を守って走り終えたい。

ラスト5km。このままずるずる行くと2時間を切れない可能性がある。ここから切り替えられるか？

あまり切り替えられなかったw

しかしラスト1kmの帳尻合わせ（練習として果たしてそれが良いかどうかは別として）でなんとか当初の設定通り2時間切りでゴール。

ゴール後、A木さん・S藤さんと健闘を讃え合う。台風が接近している中で良くやったと思う。雨も激しくなってきたため、ゆっくり会話することもなく着替えを済ませてそそくさと退散。

各地で大会が軒並み中止になっているが、腐らずに継続して努力していこうと思う。ひとりじゃ難しいが、仲間とならやれる気がする。